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なぜ極細・極薄熱電対がいいのか?Thermocouple experiments

著しい温度変化を測定する場合や温度サイクルの周期が早い測定などでは、
温度測定センサの応答性(レスポンス)が最も重要になってきます。
熱電対による温度測定では、熱電対先端の放熱と接触面積が応答性に影響しています。

先端形状の違いによる応答性比較

一般的な先端が玉の熱電対

一般的な先端が玉の熱電対

測定対象と感温部が点接触の為、入熱量は少ないです。
かつ素線径も細くないので、逃げていく熱量も多く応答性が遅いです。

極細熱電対

極細熱電対

先端径が細いので、素早く熱を得ます。
かつ素線部への熱の逃げが少ない為、応答性が速いです。

極薄熱電対

極薄熱電対

先端部がシート状で薄く、測定対象物との接触面積が広いので素早く熱を得ます。
かつ入熱量に対し逃げていく熱が少ない為、応答性が速いです。

   

 

  断熱圧縮による応答性比較実験

試験用の圧気発火具を制作し、実験を行いました。
内部には弊社の極細熱電対(
赤:13μm,青:25μm,緑:50μm)と
従来の熱電対(
紫:200μmの先端玉状)をセットして断熱圧縮による温度を測定。

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先端径が細いほど応答性が優れていることがグラフから確認できます。
高速応答熱電対では一瞬の温度変化も見逃さない温度測定を行うことができます。