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将来予測 (2017/11/08 投稿)

将来予測 (2017/11/08 Facebookに投稿)

 

近年温暖化が進み、特に人口、産業の盛んな北極サイドの気候が大きく変化しつつある。しかし、人類は気候変動を警戒・注意するのではなく北極圏の新航路開拓の方にむしろ注目している。魂胆たくましい商業意識にはただただ驚くばかりです。

この調子ではいずれ間違いなく海面上昇が現実のものとなる。今世紀末まで約85年間あります。否、85年かしかありません。海水面上昇の影響ですが、85年後に突如として海水面が3mあるいはそれ以上に上昇するのではありません。勿論、その前に50cm、1m 、2mと徐々に上昇していきます。たとえ50cmでも台風や、高波の影響が強まり、相当の被害が生じるでしょう。海水面1mの上昇では事実上東京の首都機能が失われる恐れがあると予想します。大混乱です。
まず、最初に港湾機能が失われます。ひたひたと海水が押し寄せ、原油タンクはさび付き、空にすると漂流しかねません。ひょっとするとタンカーの接岸にも支障が出るかもしれません。
台風などが重なると複合被害発生です。地下鉄、地下街が一か所でも抜けがあるとそこから大量の海水が流入します。一度完全に海水に浸かった店や装置は再起不能でしょう。
最近海辺の岸壁を散歩しますと満潮時の海水面は岸壁から50cm位の高さの場所が多いと思います。海釣りには便利な高さです。政府は公式には何のコメントも出していませんが、既にごく大雑把ですが東京湾沿いはこの100年位で、30cm位は上昇しているのではないかと個人的には考えています。うろ覚えですが、30年以前の新聞で、東京都内の河川を利用して運搬する船頭によりますと、以前はある橋を楽に通過したが最近は水などを入れ、喫水を深くしないと通過できないとの記事(1980年頃の新聞記事)を覚えています。あるいは企業による地下水の過剰取水が原因であったかもしれません。であれば、東京都などの局地的地盤低下、特に工場は海辺に多いので海辺の局地的地盤低下といえるかもしれません。先日、当時の先輩に会いましたが、50年くらい前、メッキ工場などでは大量の洗浄水が必要であり、地下水をくみ上げていたようです。鉄管にいつも水滴が付き、「おそらく冷たい水だな」と強く印象に残っています。その後、条例が交付され、地下水の取水が禁止されました。その意味では、東京は特に海辺が危険地帯といえます。地下水は大量にあるから、何の影響もないだろう。この言葉はそのまま、地球は大きいから廃熱などによる温暖化の影響はないだろうという考えと同じ流れです。いくら大きくとも、有限です。

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氷河にて

 

発明の経過 本当は、もっと奥深いと思いますが、「発明の経過」と題して。

全てを、あらゆる可能性を思考し、それでも分からない。まるで夢遊病者のようになり、最後には心は極限まで謙り、どうぞ助けてください。と素直に、まるで神様にすがるようになる。 そんな時、早朝の目覚めと共に、一瞬で閃く。 実は、脳の顕在意識に強く働きかけていると、潜在意識が脳の多分表面ではなく、奥深くの海馬あたりのまだ役割のはっきりしていない部分が大きな容量であらゆる可能性をPCのように睡眠中に検索してくれて、多くは早朝の目覚めとともに、一瞬で解が閃く。何度も体験すると、そのコツが分かるようになる。むしろその経過を楽しむようになる。解がいずれ得られることを知っているので楽しくもある。 潜在意識は宇宙とつながっているように大きいのだ。 これまでの永い長い祖先の経験が詰まっているのかもしれない。あるいは、宇宙的知識や経験、知恵と繋がり、同調できるのかもしれない。 潜在意識に達するには、潜在意識を動かすには、唯々、平身低頭し、願うしかない。いきがっているような人には、決して分からない。本当の発明家はそんなコツを知っていると思う。 これを書いて数ヶ月が経った。これを書いたのはほんの五分間くらいだった。思いつくまま書いた。が、再読すると自分で書いたのに、同時に感心する自分がいる。この文章も出版会社から執筆の可能性を打診され、ちょっとした時間で殴り書きしたものだが、たまたま宇宙と繋がっていたのだろう。今書けといわれても 書けない文章だ。しかも韻を踏んでいる。宇宙的知者が乗り移り書けたものだろう。

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発明の経過

 

本当は、もっと奥深いと思いますが、「発明の経過」と題して。

全てを、あらゆる可能性を思考し、それでも分からない。まるで夢遊病者のようになり、最後には心は極限まで謙り、どうぞ助けてください。と素直に、まるで神様にすがるようになる。

そんな時、早朝の目覚めと共に、一瞬で閃く。

実は、脳の顕在意識に強く働きかけていると、潜在意識が脳の多分表面ではなく、奥深くの海馬あたりのまだ役割のはっきりしていない部分が大きな容量であらゆる可能性をPCのように睡眠中に検索してくれて、多くは早朝の目覚めとともに、一瞬で解が閃く。何度も体験すると、そのコツが分かるようになる。むしろその経過を楽しむようになる。解がいずれ得られることを知っているので楽しくもある。

潜在意識は宇宙とつながっているように大きいのだ。

これまでの永い長い祖先の経験が詰まっているのかもしれない。あるいは、宇宙的知識や経験、知恵と繋がり、同調できるのかもしれない。

潜在意識に達するには、潜在意識を動かすには、唯々、平身低頭し、願うしかない。いきがっているような人には、決して分からない。本当の発明家はそんなコツを知っていると思う。

 

これを書いて数ヶ月が経った。これを書いたのはほんの五分間くらいだった。思いつくまま書いた。が、再読すると自分で書いたのに、同時に感心する自分がいる。この文章も出版会社から執筆の可能性を打診され、ちょっとした時間で殴り書きしたものだが、たまたま宇宙と繋がっていたのだろう。今書けといわれても

書けない文章だ。しかも韻を踏んでいる。宇宙的知者が乗り移り書けたものだろう。

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眠っていても、ずっと脳が忙しく活動している。

昼間なぜだろう?と、とても深く考え、あらゆる可能性を追求、でも疑問点が残り、疲れはてて睡眠。

でも海面に浮かぶ氷山の下に10倍近い氷があるように、脳内部には未だ医学者も特定出来ない大容量の脳機能がある。

即ち潜在意識が睡眠下でも自立的に働き、整理整頓機能が自動的に発揮され、論理正しい結論を、発明を夜明けと同時に顕在意識に降って湧いた様に示します。

一寸、神がかり的ですが、これが長い研究生活の実態であり、発見、発明のプロセスです。誰でもできるわけではありません。

本当に自分は無知で何も分かりません、どうぞ教えて下さい。と、とてもすなおで、宇宙の知恵にふれ伏す心境になることで教えてくれるのです。

小さな自分と宇宙とが触れ合うことで初めて達成できるのです。潜在意識と発明発見はとても近く、表裏の関係でもあるのです

これを活用することで、発明発見はもちろん、あらゆる立場で正しい判断を得ることができると考えます。

発明家は勿論、政治家、芸術家、探検家などに必要な基本的能力だと思います。

温暖化と空気(酸素)資源量  

 

地面から空を見上げると一見、空気は際限なくあるように見えます。本当はどの位あるのでしょうか? 地球表面、正確に言えば海水面で1気圧の空気がありますが、標高8848mのエベレスト山頂では空気が薄くおおよそ地上の1/3の気圧しかありません。登山家が酸素ボンベを背負っていくのをテレビなどでよくみます。エベレスト山頂ではおおよそ地上の1/3の空気しかないので、登山家はボンベを背負って登り、体力上ボンベは山頂近くで廃棄しています。登るのに時間がかかり過ぎた場合、あるいは怪我をすると酸素不足・低温で死亡する人も多く、テレビ等では放送されませんが干からびて累々と死体が横たわっているようです。誰も死体を平地までおろす余力はないから仕方ないと思います。脱線しましたが、ざっと高度と酸素量の関係を下記します。

海抜0 mから71000mまでの気圧を表に示しました。0.01気圧単位で45入し、2ケタで記入計算しました。正確に知りたい方はネットなどで割合簡単に数値を入手できます。

上段が海抜m、下段が気圧atm

 

0m

   1000

2000

3000

4000

   5000

6000

1 atm

0.89

0.78

0.69

0.61

0.53

0.47

 

7000

8000

9000

10000

11000

12000

13000

0.41

0.35

0.30

0.26

0.22

0.19

0.16

 

14000

15000

16000

17000

18000

19000

20000

0.14

0.12

0.10

0.09

0.07

0.06

0.05

以下、ほとんど意味がありませんが、少し飛ばして参考までに記入しました。

32000

47000

51000

  71000

 

 

 

0.009

0.001

0.0007

0.00004

 

 

 

 

これから言えることは、空気の存在する高度を20000m20Km)までと仮定し、かつ地球上の空気を全て一気圧として計算した場合、1気圧の空気層厚さはおおよそ7.2km厚さに過ぎません。エベレストの高さ程度しかないのです。

地球の直径がおおよそ12600Kmであり、1気圧空気層の厚さ7Kmを例えると、直径1.26mのやや大きな地球儀(子供の背丈程度)上に0.7mm厚さの1気圧空気層があるに過ぎません。ほとんど目に見えない厚さです。言うならば、コピー紙の厚さ程度しかないのです。空気という生物に必須の空気層はとても薄く、少ないのです。ですから汚染されやすく、炭酸ガス濃度も簡単に上昇しやすく、

その結果温暖化が進みやすいのです。人類そしてすべての生物にとって数十万年実際に炭酸ガス濃度の上昇は著しく、ジェームスハンセン氏が指摘する許容濃度400ppmをほぼ超えており、地球的規模での気温上昇、海面上昇は避けられず、既に時間の問題となっていると言えます。そしてハンセン氏はこの3年間程度の変化から、今世紀末までの海面上昇幅を具体的に3mと高く訂正しました。

私は個人的には詳しい気候変動は分かりませんが、専門家であるハンセン氏がほんの短期日(私が青山学院で彼の○年前の予想)で訂正したことに注目しています。あらゆるデータを理論的に駆使し予想した結果を、極短期日のうちにより早くなると訂正したことに注目しています。言わば博士の予想の変化率が大きいことに注目しています。これから類推すると海面上昇はもっと早くなるのではと思います。

この壊れやすい母なる地球の話題が政治の世界に全く出ないとはどうゆう事でしょうか?

中国の習均平を筆頭にあらゆる政治家は最も重要な点を見過ごしていると言えます。人間は自分の都合の良いこと、興味のあること、利益に関することに忙殺され、このような最重要ポイントを見過ごしてしまう動物なのでしょうか?

動物でも既に温暖化に適応し、既に生存エリアを変えつつあります。

海抜の低い中国を始めすべての国にほとんど予想不可能な大惨事が迫っているにもかかわらず、血眼に産業の発展に軍備増強に邁進しており、歴史的規模で眼前に迫っているこの世界的大惨事を少しも予見できないとはどうゆうことでしょうか? 予想ではなく、既に事実であることに気がつかないのでしょうか? 人間は都合のよくないことは見なかったことにする動物なのでしょうか?

 

蟻博士

私は6人兄弟の末っ子として生まれた。そのため、兄弟が学校へ出かけると私はいつも一人ぼっちだった。これが私の才能を伸ばした。兄弟が学校に出かけると、父も母も先生で忙しかったのであろう。幼稚園へ行く頃の記憶は、はっきりしているのでおそらく3~4才だったと思われる。毎日朝からかんかん照りの日も蟻に没頭し何時間も観察に熱中した記憶がある。家の粗末な門を出て右側の地面がお気に入りだった。蟻はどこへ行くのだろう?何をしているのだろう?土の中の巣はどうなっているのだろう?

釘などを持って蟻の巣の中がどうなっているのだろうと掘り崩した。しかし、釘では太すぎて、内部の巣を観察するのはいつも不可能であった。帽子もかぶらず,大変熱かったのを思い出す。周りの方からは「蟻博士」として有名だったらしい。変わった子であった。

当時1950年頃は戦後まもなくであり、オモチャなどほとんどなかった。道路が舗装されておらず道路際には蟻が行列をつくっていた。土の巣の中はどうなっているのだろう?

ありは土の中で何をしているのだろう?                   

なぜか異常に観察する癖は今もって衰えていない。ぼんやり見ているのではない。頭の中はいつも なぜ?どこで?何をしているの?とか。

後年観察こそ真理探究の大きな糸口であり、「なぜ」という疑問符を持続しながら観察する癖が身についた。なぜ?がなければ眼に力がない。頭脳に力がない。なぜこそは発明発見のエンジンである。後年はんだ付技術に関わり、某社退職後自分の会社を設立、直後はんだ付技術に関して一冊の図書を出版した。思えばこの本は全て理論で、なぜかを一点の隙間もなく説明したのが良かったのか、はんだ付業界では異例の第4版まで増刷された。                         

おかげで、ある重鎮からは「間違いなく名著」だとおだてられたが、しかし、またあるはんだ付関係者からは「全部書くのではないよ」と注意を受けた。これでははんだ付コンサルタントが不要になってしまう。なるほど、今に至るまで世間がまるで分かっていないのかも。その後、この本をテキストとして、数年セミナーを開いた。毎回多くの方に出席いただき、とても新会社の力になった。

その後、次第に持ち前の発明に興味が移っていった。従来では考えられない高感度の温度計を開発した。このおかげで日本最大の学会である日本機械学会からその最高の賞である優秀製品賞を受けることとなった。「三つ子の魂百まで」と言うが、まさにこのことかと。

ちなみに私は68才だから、このことわざを信じればまだ32年のチャンスがあることになる! 実は今、別件で再度日本機械学会の優秀製品賞を申請している。

教育に「教え」は要らないが私の持論である。質問のみを投げかけよ!即ち自力で再発見させよ!それでこそ、本当の実力がつく。教育という言葉を「再発見のお手伝い」とするのがいいだろう。先生は黒板に なぜこうなっているのか? どうしたら改善できるか? あと1時間は質問に答えるだけでいい。たとえ教室が静かでも生徒の頭の中は最高の活気にあふれており、将来ゼロから這い上がっていく本当の研究者が育つ。でなければ、役に立つ開発者が育つはずがない。以上はもちろん科学的分野前提の話である。

衆議院選挙~2017年10月7日衆議院選挙にて思う~

 2017年9月末衆議院議員選挙が行われることとなりました。

選挙といえば、衝撃的な思い出があります。 それは2009年9月16日の衆議院選挙直前でした。

民主党が政権を取る直前の衆議院議員の選挙運動中でした。ある日の夕方、民主党の重鎮である渡部恒三氏から電話が私の小さな会社にありました。 私は、やや、耳が完璧ではないのですが、「民主党のワタベコウゾウです!」と聞こえました。

そして、いきなり元気よく

「安部君!君の言っていることは当たっているよ!」

政界では、そのような言い方をするものなのでしょう。

内心、とても驚きました。

というのは、少し前、以下の内容の一斉メールをはんだ実装学会の面々に一斉配信していたのです。スタートしたばかりの小さな当社ですが、意気軒昂で国家的問題点を指摘していました。

当社繁栄のため毎週のようにエレショー技報(エレクトロ二クスショーの略)と題し、主として私の専門のはんだ付技術をネットで配信していました。それはそれで反響が大きく、お蔭で小さい会社なりに繁栄していました。

「米国では高速料金が原則全て無料、ヨーロッパも無料、あるいはごく低料金。いわば、日本の企業は立地段階で既に海外の国と比べてハンディキャップがある」と、はんだ実装技術のメンバー数百人以上に一斉配信しました。

更に、訳の分からない政府のぶら下がり社団法人を攻撃しました。

いわば良い意味で、海外の常識を知らない日本の政治家の目を覚ますために発信したのです。

ある日、私の属する実装技術業界の講演会に出席した際、はんだ付け業界では有名なソニーの技術者の方がが、私の発信した一斉配信メール内容を肯定する口ぶりで、同じく激しく否定しました。会場は、やんやの喝さいでした。懐かしい思い出です。

民主党で、小さな存在である私の意見が、一斉配信メール内容が、なんと国家的な注目を浴びていたのです。当時の私は、一個人のメール配信がいつの間にか増殖を重ね、あれよ、あれよと巨大化するなど、想像もつきませんでした。今でもそうですが。

色々、話し、「最後に一度会って飲もう」と誘われました。

渡部恒三氏からの誘いに

馬鹿な私は名前を確認するため「お名前を」と言ってしまったのです。

大変失礼でした。確認のつもりだったのですが。

氏は「まあ、あとで又電話します」で、永久にチャンスを失いました。

一歩間違えれば、私は実質6畳一間の会社から衆議院議員へとなる大チャンスを逃してしまったのかもしれません。ひょっとすると、さらに大きな貢献ができたのかもしれません。慎重な技術者こそ、ありとあらゆる可能性を考え得る技術者こそ、議員となる重要な資格があるのです。

渡部恒三先生、その節は大変失礼しました。先生のお名前は勿論知っていました。

つい、議員宿舎へなど行く際、一言一句確認した方が良いかと思いまして。技術者特有の細かいことに囚われていました。

これを書いているつい直前、2017年9月末、テレビで、先生の姿を見ました。

すこし、シェイプアップされたようですが、お元気そうで何よりです。

その時の私は

振り返れば私の想像力が低く、自分の主張が大きく取り上げられているのだとは全く想像してしませんでした。ネット上で小さな意見が手を離れ、拡散して、増殖するなどとは思いもよらなかったのです。 私には準備ができていなかったのです。想像力が不足していたのです。その後、民主党が圧倒的に勝利、政権を奪取しましたが、その後の運営・進め方はドタバタ調で特に、公約の高速道路の無料化はほとんど、ど素人対応、準備周到さに欠け、単に思いつき程度の無料化であったため、むしろ東北地方で大渋滞が発生するなど、テクノクラートから見れば幼稚な思いつき、ずさんな計画と思えました。

高速道路の無料化に際し、まずは全国の通過車両数を調査計測し、通過車両数の少ない僻地から始めるのが正道でした。通過車両測定装置の製造などは技術者であれば、当時でもそれほど難しいシステムではありません。裏日本側など通過車両の少ない高速道路ではごく安い価格、あるいは通過車両が増えなければ、無料とすればいいのです。高速料金をフレキシブルとできるシステムを製作、車両混雑量をカメラで自動測定、リアルタイムでおおよその全高速道路の込み具合を赤色からブルーまで、一目瞭然とする工夫がまず必要でした。そして、いつも混雑する箇所は問題があるのですから、車幅を広げる、あるいは一部迂回路を追加建設した上で、ある日突然無料などとするのではなく、小刻みにいわばパソコンで制御するようにきめ細かく価格対処するシステムを構築するべきでした。何もかも素人同様であり、テクノクラートに任せるべきでした。

高速道路無料化の試みは、結果として、十分な検討、即ちこの区間を無料にすると他の区間がどのような影響を受けるかなど、詳細な検討が無く、失敗しました。

英語では「Feasibility Study」、日本語では実現可能性調査と呼びますが、素人集団の役人が決めた為、失敗し、取りやめとなってしまいました。少なくとも、主とし交通量の少ない夜間料金や、地方高速道路の料金を下げることから、始める必要があったのです。

高速道路無料化だけでなくこんな素人集団でしたので、やる事なす事失敗続きでした。口のうまい、論説のうまい政治家だけでは技術的発想に欠け、対処できないという典型でした。技術者は常に新規改良や、考案に挑戦、実験し、始めは失敗連続の人生です。本来はむしろ、失敗経験が多く、きめ細かく慎重に技術的に配慮する技術者の方が、検討立案向きと思います。状況をとてもうまく、短く、的確に表現できる大衆に迎合できる政治家よりも、朴訥であっても遅くとも、同時に多くの要因が頭をかすめる技術者の方が向いている分野も多いという典型です。

その結果民主党は、この方針は、取り止めとなり、結果、民主党支持率も徐々に低下、更に純粋培養され世間を全く知らない鳩山氏は週刊誌等によると、ある中国人の口調に乗せられたのか、これが日本の首相かと疑われる発言で評判が低下、変わった菅首相は世間の評判を異常に気にし、福島原子力事故に際し、自分は技術者だとばかり一瞬の時間も惜しい事故直後の吉田昌郎所長に直接会い、談判する始末。どれほど事故の対処を邪魔したか測り知れません。この二人の首相が、大きく民主党をダメにしてしまったと思います。

むしろ、その後に首相となった野田首相のほうが慎重かつ的確で良かったと思います。私などは評論する立場ではありませんが。

民主党の成果は、その他、政権を取った民主党の追及は観念的で甘く、緻密な入金と支払金の調査や、各法人の具体的成果の数値化等に欠け、迫力不足でした。それから年月が過ぎ、2017年9月ネットを見ましたところ、各種法人規定がかなり変わっているようです。最近の事はよく知りませんが。

思いついた様に東北方面の高速道路の使用頻度が低いのに注目したのか、この方面を無料にするなど雑な実施で、混乱が起こり、高速料金の無料化はあえなく消え去りました。予め、すべての日本高速道路の時間的混雑状況や、車の流れ、など、高速出入り口の記録から、判別できたはずです。緻密なデータと、正確な車の移動経路、混雑状況および、仮に無料化した場合の予想される新たな混雑など、予め詳細に検討するステップが必要だったのです。まずは、地方活性の為にも僻地の交通量の少ない地域から広めていくべきでした。

民主党議員の追及は各種法人についてもあらかじめ詳細に周到な調査なしに一方的に感情的に追求するスタイルで、緻密さがなくいつのまにかこの両方とも崩壊してしまいました。政治家は口がうまく、 特に現象や事態を的確に短く表現できる能力にはいつも驚かされていますが、逆にまとめるのではなく、より詳細に追及、真実・実態を把握しようとする熱意工夫執念などは極めて低い様です。政治家は、注目を浴びる為、人気を得る為、口で勝つため、新聞記者の注目を集めるため、 他の議員よりも一歩でも、二歩でも先んじて、自己存在価値を示す必要があるのではないでしょうか。常に大衆の支持を誰よりも先に得ることに汲々としているのではないだろうか。その結果、その時点の状況を的確に表現はするが、どうすればよいのかの深堀りに欠けるようです。

本来、政治家の役割とは詳細で 膨大な下積み的作業によりどうすればよいかを考え、示すことです。

ですが、我が身を際立たせて大衆の支持を得たいと言う内心が、公衆の面前でテレビ中継の前面で、深掘りしていない質問、素人同様の質問で特殊法人を追求の連続、 もっと費用対効果を数字で明確にする様な 数字による追及が必要であったのです。

 次を 引き継いだ菅直人氏ですが、 突如として発生した大地震により発生した福島県原子力発電所事故に際し、現場で一刻の猶予もなく死力を尽くしている吉田所長に会い、「私は原子力に詳しいのだ」 と言わんばかり 世間の評判向上を期待してか、乗り込み結果的に大切な初動活動に重大な悪影響をもたらしました。そんな行動よりも

「今 何が欲しいのか? 政府に要望することがあれば何でも言ってくれ」

と発信し、追求するのではなく支援強化する姿勢こそが必要だったのですが。

 この我国最大の国難に際し、冷却水を注入する必要があることが分かり、石原慎太郎都知事(当時)は高層ビル火災用の特別消防隊を直ちに福島に派遣、隊員は放射能を大変気にはしていたと思うが、そんな感情を表に出さず、勇敢に、国民を守るため、使命感のみで直ちに国難に立ち向かい、任務を見事達成した。

この消防隊員、さらには彼らを支援した人々こそ真の英雄だ。

少なくとも、現地へ駆けつけた消防隊員全員の氏名を碑に刻み、原子力発電所の見える丘に設置し、永久に感謝の気持ちを示すべきではないだろうか?

 裕福育ちで首相となった世間を知らないお坊ちゃん育ちの鳩山首相ですが、政策は当たらず、経緯は知りませんが謎の中国人?に洗脳されたのか、言葉のみで、国民感情にマッチしない放言が印象的でした。自己顕示欲の強い菅直人氏と二人の首相により 民主党は自滅然、しかし次を継いだ野田首相はそれなりの仕事をしたと個人的には思います。派手さはなくてもそれなりの実績はあったと考えます。

 政治家たるもの、世間一般大衆の人気を得たい、支持を得たい、得票数を得たいのは分かりますが、本当に得たいのであればまずは愚直な事実調査とその結果を考慮した、その時代にマッチした対策と付随する法律を考え推進しなければなりません。 一般に日本の政治システムを考慮するのに、政治家は短期的な自己保全、大衆からの支持率向上と言う目先の目標に努力を傾注する様では失格です。 が今回の衆議院選挙を見ていると何を期待しているのか? 小池百合子がクローズアップされている、が、一般大衆迎合的な言葉、極端に言えば希望だとか全く実態のない幼稚園級の言葉だけが踊る始末。具体的行動案は2017年10月第1週前半現在まで聞いたことがありません。選挙戦は既に後半に入っているのですが。

 小池東京都知事は、はっきり言えば卸市場で意味のない追求を繰り返し、時間を浪費 すなわち公共の金銭を浪費、ただしマスコミには大きく取り上げられ世間大衆の注目を集めただけで、実は何のオリジナル的信念や、独自の発想、構想などは何も表現していません。希望だとか、訳の分からない目標、何の具体的行動も示していません。これに乗る旧民主党の面々も窮すれば鈍す。単に今、人気がありそうだだけで追従する衆愚的元民主党議員。いずれ、沈むのは目に見えている。

国家の浮沈は実は、首相になった一人の構想にある程度かかっていると言えます。これまで我が国の歴史を見れば明らかです。党首が何を考えているか? 私の感では、具体的に言えば現在小池都知事は自分を有名に、自分が注目される様な存在に、テレビや新聞に自分のことがよく出る様に考えている様に思えます。さらには 自分に接近する人々を弄ぶが如くの言動も見えます。実態は何もありません。ずっと前から何もありません。 オリジナルかつ雄大な構想を、日本をどうすれば良いかを聞いたことがありません 人の弱みを突き、マスメディアに取り上げられ浮上しただけです。 従って、たまたま現在人気があるからと言って小池都知事に接近する党議員・立候補者の努力は全て水の泡となる運命にあることは歴史が証明することとなるでしょう。

 私の所属するはんだ付け業界で数年前、ほんの一人の私の意見が大きく反響しました。それは人々の信念に届いたからです。私は好奇心のかたまりで、一年でせいぜい数百人の日本人しか欧州へ行かなかった50年前(1967年)、ロシア経由で行くしかなかった頃、朝10時エッヘル塔の下に2人しか観光客がおらず、それも階段で上がるしかなかった頃の2か月間の放浪から始まり、現在まで仕事・娘の婚礼・大陸横断車の旅等も含めると裕に100回位の海外旅行、それもほとんどが単独の旅行でした。従いまして、ある程度世界の事は肌である知っているのではないかと思っています。ひいき目ですが、日本では小さな下町の工場へ行けば、あっという間に期待以上の小さな冶具などをごく安価で作ってくれます。礼儀正しく、こんな素晴らしい国はそうはありません。

当社は正社員10数名の会社ですが、日本機械学会から2度優秀製品賞を頂いています。これもそのような下支えをしてくれる町工場があったからこそです。すそ野が広い技術立国です。政治家の方は自覚しているのでしょうか? さらに日本人のマナーは最高です。世界に輝く日本になる素質十分です。ですから、政治家も、もう少し、正直、率直、具体的に話す癖をつけた方がよろしいかと。技高政低では困ります。

 本著述の動機は憂国の情です。

人間は大望を持たなければなりません70歳となった日に房総半島の海岸の景色の良いホテルで朝3時にこれを書いています。この短い意見ですが、正しい姿勢、誰の指示も受けず自由闊達に書いたこの短文が私の手元を離れ、勝手に振動膨張、きらめき、さらにはマスコミに広がり、日本を正しい方向に持って行って欲しいと思います。

私は70歳になりました。

が、過去の事は忘れても、発明力や新規の構想力は落ちていません。このことは以上の文章から察せられると思います。まだ十分に活躍できます。活躍の場があれば活躍したいと思います。

政治家にとって、本当に必要な能力はメカニズムすなわち一つの法律を作ると、規則を作るとどうなるかを可能な限り正確に予知推定できる能力が必要です。影響を予め、人々の動機・行動メカニズムから推定できる能力も必要です。世間知らずのおぼっちゃま首相では下町の人々の行動とその動機を理解できません。我々巷の技術者は、一つの要因を変えるとどのような現象が現れるのかを、あらかじめ予測する能力が日々試されており、実は本当は政治家向きなのです。

唯一欠点は、あまりに慎重なため、細部にこだわるため、素晴らしい立案予測能力を持ちながら、発信は控えめに訓練されており 言動は慎重でいつも 「何々」と言えるか? を反芻するなど能力を発揮しづらい人々です。私のこれまでの著しい成果をあげますと、一般読者には分からないですが 「マンハッタン現象と原因の解明」国内国外を問わず1年間ほぼ毎週講演 本の出版、狭いこの業界では異例の第3巻まで出版しました。また、日本最大の学会である日本機械学会よりその最高の賞である優秀製品賞を2回受賞しました。2回受賞は某社と当社の 2社しかありません。 パートの方も含めればわずか10数名の会社としては異例の成果です。

技術レベルの高さ。

日本は一般的に資源が少ないですが、技術レベルは高いと思います。最近、技術者のレベル・人数・学会発表数が諸外国と比較し低下傾向にあるので、資源をこの方面に充実する必要があると思います。

一言一句にエネルギーを注ぎながら、個人的利益を度外視した透明な輝く発想、エネルギーが詰まっているはずです。高く大きく舞いあがれ。

 

安部可伸 横浜市緑区

yoshinobu-anbe@anbesmt.co.jp 

パキスタンフンザ王国旅行記

 

2010年8月9日 成田14:00離陸 同日イスラマバード20:00着。 

旅行エージェントのパキスタン人アズマートさんに会いホテル泊。

 

アズマートさんは、日本語が上手く、会話は何も困らなかった。旅行後も友人関係となった。

また、貴重な大きな石仏を購入するきっかけともなった。なお、フンザ王国で、特に王宮についてはとても詳しく聞いてきたことを文末近くに詳細に書いているので、ひょっとすると歴史的価値があるかもしれない。

多分当時、英語で聞いたのを日本語に訳してメモしたのだろう。

随分昔に行ってきたと思っていたが、僅か8年前だった。でも、8年経つと、かなり変わることもある。

 

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写真1枚目はパキスタン奥地。ギルギット付近。

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暑い場所に適応か、細長いネコ。パキスタン イスラマバード

 

 

8月10日

背の高い8人乗り位の車の後部にドラム缶と20リットル缶4本にガソリンを満載して出発した。目指すはパキスタン最奥のフンザ王国であった。

カラコルム街道を上るが、メインの橋が2箇所とも跡形もなく流されており、途中から幹線道路を離れ、東側の旧道で行くこととなった。

 

パキスタンの洪水は信じられない位スケールが大きいようだった。上流に行くに従い、途中で道路が半分削られて崩壊している現場も多々あり、3時にNARAN 着。

山の上の湖を見学することとした。

更に進むと、あいにく上方でも登山道路が流され、砂や砂利状の斜面の傾斜が大きく極めて危険であると判断して、撤退することとした。この先のルートは徒歩でも通れないような道路であった。

 

パキスタンの気象は想像を絶する規模で、今回の大洪水で数千人が住む川沿いの村が、むしろ川の中にあったと形容すべき村が、半分以上、跡形もなく消えてしまった。

勿論、これらの家に住んでいた方は、残念ながら全員死亡。その場所を見ながら、解説を聞きながら通過したが、言ってみれば1キロ位の幅がある川が蛇行し、流れの緩やかな片方が高さ100m位ありそこに村があった。が、洪水で半分くらい流されてしまった。

信じられず、何度も聞き直した記憶がある。

のっけから容易ならざるスタートであった。当時、パキスタンの記事は海外の事でもあり、日本の新聞では、面積的に小さく報じられたに違いない。

ヒマラヤから延々と流れ下る激流、余りに規模が大き過ぎ、道路情報なども信じがたい情報であった。

 

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写真1:大河に沿った高さ約100mの中州に建てられた家々や畑がこの年の大雨で流され3,000人位亡くなった。段差が分かりにくいが、手前の高台には奇跡的に助かった家と畑。更に1キロ位上流には、流された巨大な橋の残骸がかすかに望見される。




 

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写真2:気の利くアリ。大変助かった。彼は今頃どうしているだろう。  

 

 

この旅行記を書いている2018.12.2 ネットで検索したところ、下記の4行の見出しが出てきた。

なんと、丁度我々がパキスタンに足を踏み入れた8月10日頃、80年で一回と言われることになる大洪水が発生していたのだ!!!

 

当時から、これを書いている本日までの8年間、世界的・歴史的大洪水だったとは知らなかった。

むしろ、日本にいればテレビなどで認識していただろう。帰国後聞いたのかもしれないが新聞は見た記憶なく、勿論テレビでの放送も見た記憶は無い。

それにしても、アズマートさんはよく我々の旅行を請け負ったものだ。

でも大災害現場をこの眼で見ることができた。貴重な経験と言えるかもしれない。

最近の日本の台風も巨大化しており、パキスタン同様、警戒と対策が大いに必要となった。

 

参考までに以下5行が、当時の国連発表記事

【2010/08/13 掲載:ここ80年で最悪と言われる洪水がパキスタン北西部で発生してから、およそ6ヶ月が経過しました。WFPは洪水発生直後から食糧支援を開始。

およそ520万人に食糧支援を行いました。現在は、被害状況に合わせて、インフラの再建など社会、、、、。 

パキスタン大洪水 国連WFP パキスタンの歴史に末永く残る大洪水だったのだ。

 

3時にNARAN 着。

この山の上にある湖を見学することにした。

あいにく、上方でも登山道が流され、砂や砂利状の斜面の傾斜が大きく、この先のルートは

徒歩でも通れないようだった。

 

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写真1:古代人の書いたものらしい絵画

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写真2:拡大すると岩に書かれた古代人の絵が浮かび上がります

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写真3:大洪水のあった川

 

8月11日

早朝停電の中、小型懐中電灯でこれを書いている。まず、正確な道路情報が必要。新聞、ラジオ、テレビなどの情報なきや? アズマートさんは主として友人、知人、関係者と携帯で情報収集している。

本日も芳しくなく、Chilasまで何とか行った。その先、ギルギットへは行けず、戻ろうとしたが、戻るのも困難となった。午前中急な坂をジープで登ると360度の視界が広がり、Malika Porbat の見える高原に出た。

小さな坊やと一緒に写真撮り、お礼に当社のボールペンをあげた。更に数百m登った。

はるか彼方に氷河のある高い山が望見された。少し戻り、ティータイム。85才位、案内所に勤めていた老人で現在は2つのホテルを持ち、成功している人に会った。

会った時、がっしりと握手。信頼を持たせる人柄の故か。

 

午後、再びSaiful Maluk 湖へジープで行った。一歩間違えば千尋の谷の連続。

しかし運転手もアズマートさんもどこ吹く風。特に氷河部分は僅か一日で大きく縮小、極めて危険。

帰りがけ、遠くから見ていると、一台のジープが登ってきた。

5〜6人降りて何とか通過。但し一人の老人が蒼白で唖(おし)の様に、手まねで石を置け!と言っていた。

私と成尾さんとアズマートさんの三人で石を置き、帰り無事通過。両親が見たら卒倒する様な場面かも。

 

この湖であるが、この時期ジープで湖畔の斜面が一杯になるところ、交通遮断の影響で、ほんの数台のみ。

歩いて一周。氷河。遊牧民から馬を借り、浅い川を横断。私はかなり乗馬に慣れており、「日本人か?」と聞かれた。

そういえば脱線するが、以前会社員の旅行で左手にたずな、右手の缶ビールを飲みながら「ホリャー!」

と奇声を発しながら馬を走らせたことがある。馬主が、唖然として「あなたの様な人は初めて見た」と、驚かせてしまったことがある。

なぜか私は犬や馬とは瞬間的に仲良くなることができる。コツは、笑顔で眼をみて、声を掛けながらやさしく撫でて、しかし威厳は失わず、私が主人だというよに接する。そして、走らせる時は気合一閃「ホリャー!」等、何でもいいので馬を制御するのがコツだ。馬は人を見ている。パキスタンと米国西部はどこか似ている。

未開の土地、馬、荒れた草原。すっかり脱線してしまった。

 

パキスタンの馬は一般的にインドネシアの馬同様、小柄で乗りやすい。言うことを良くきく。馬は人を見ている。

案内した75才位の「老人は氷のように冷たい川を平気で渡る」「お金を頂戴!」と、「ペッソディードナ!」と無心する7才位の2人の女の子がジープを追いかけてきて、困った。

代わりにキャラメルをひと箱後ろへ投げた。

 

晩、ホテルに戻り、状況分析。道路で行くのは無理と結論。

直ちにイスラマバードへ戻り、空港隣接するアズマートさんの自宅で短時間仮眠。

 

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写真1:小さな坊や

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写真2:湖畔

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写真3:気の利くアリとこのジープでイスラマバードからKAEIMABAD(フンザ王国)まで行った

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写真4:廃墟となった元レンガ工場



なぜ極細・極薄熱電対がいいのか?Thermocouple experiments

著しい温度変化を測定する場合や温度サイクルの周期が早い測定などでは、
温度測定センサの応答性(レスポンス)が最も重要になってきます。
熱電対による温度測定では、熱電対先端の放熱と接触面積が応答性に影響しています。

先端形状の違いによる応答性比較

一般的な先端が玉の熱電対

一般的な先端が玉の熱電対

測定対象と感温部が点接触の為、入熱量は少ないです。
かつ素線径も細くないので、逃げていく熱量も多く応答性が遅いです。

極細熱電対

極細熱電対

先端径が細いので、素早く熱を得ます。
かつ素線部への熱の逃げが少ない為、応答性が速いです。

極薄熱電対

極薄熱電対

先端部がシート状で薄く、測定対象物との接触面積が広いので素早く熱を得ます。
かつ入熱量に対し逃げていく熱が少ない為、応答性が速いです。

   

 

  断熱圧縮による応答性比較実験

試験用の圧気発火具を制作し、実験を行いました。
内部には弊社の極細熱電対(
赤:13μm,青:25μm,緑:50μm)と
従来の熱電対(
紫:200μmの先端玉状)をセットして断熱圧縮による温度を測定。

www.youtube.com

 

 

先端径が細いほど応答性が優れていることがグラフから確認できます。
高速応答熱電対では一瞬の温度変化も見逃さない温度測定を行うことができます。